卒園式、今日ハンカチは君のために使うのではない
コロナ禍の序章ともいえる、3月、てんやわんやでしたが、なんとか無事に卒園式を終えることができました。
それはそれは感動の卒園式ではあったのですが、やっぱり我が家のもんちっち君的なエピソードがあるのでそちらを書いてみたいと思います。
(いつか懐かしく&ほほえましく読むことができることでしょう。)
感動の卒園式の途中もんちっちの周りがおかしい??
いやはや、卒園証書の授与という感動のクライマックス。もうね、私含め周りのお母さん方、涙&鼻水でぐずぐずですよ。
みんなびしっとした顔で、りりしく園長先生から卒業証書を受け取り席についていきます。そしてもんちっちの番。緊張しながらも間違う事なく、受けとり、席につくのですが、それ以降、なんだかもんちっちの様子が変だと気付いたのです。
なんか下を向いてずっともぞもぞもぞ。そして、もんちっちの前の子が振り向いて様子をうかがうは、隣の子がもんちっちに何かを話しかけるは。あれれ?何か起こったのかなああ?
と思いつつも、担任の先生はそんな子供たちに気づいたのか、先ほどまで涙を流しながら感動をしていたのに、いまやすごい顔でにらみつけてます。
↑ちょっとオーバーですが。
おいおい、「感動の式の最中に何をしてるんだ!」ってことなのでしょうか?
式後にわかった、そのわけとは
感動しつつも、ずーっと式の最中????状態だった私。式が終わったらわかりました。
もんちっちの隣に座っていた男の子が来て、こういったのです。
「もんちっち君ねえ、涙を流しているから僕がハンカチを貸してあげたんだ!!」
おいおい、かあちゃんは言ったはずだ!
実は、朝園服に着替えたもんちっちをみた私。
あああ、今日でこの服を着るのも最後なんだなあ、とちょっと感慨深くなっていたのです。
そして、ポケットにハンカチとテッシュを入れてあげながら、こう言ったのです。
「今日のこのハンカチとテッシュは、君のためでない。だれか必要とされる子にそっと手渡すためのものなんだ。またそういうことがさりげなくできるようでないとね」みたいなことを。
なんというか、自分のたではなく、他人を思いやるきもちというかそんな視点をもんちっちにもってほしいなあと。
ついでに、泣いている女の子に、さっとハンカチを差し出せる男の子なんてなんか素敵じゃないですか~。ぷぷぷ。
いやはや、反対にハンカチをさしだされるとは~。しかも男の子に。
もんちっち曰く、卒業証書をもらった時、もうみんなとお別れなんだなあと思って悲しくって涙がでてきてしまったとのこと。(でも、その後の歌は頑張って歌ったのだそうです。)
まったく、つっこみどころ満載の息子だなあ、と。
(まあ、コロナとなった今やハンカチの貸し借りなんて持っての他状態ですけどね)。