ずぼらでのんびり田舎暮らし 

ずぼらでプチミニマリスト気取りの日々のあれこれ(家庭菜園、暮らしや子育て)

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

「若者の筋力50年前より低下」の記事から思う事

 今日の新聞記事の見出しに、「若者の筋力低下50年前より低下」とありました。

 記事を読んでみると、15歳~19歳男女の筋力を示す握力が1964年東京五輪当時の同世代と比べてていかしているとのことです。

 

 この調査は昨年スポーツ庁によるもので1964年の東京五輪を気に始まった「体力・運動調査」だそうです。昨年度の調査なので、新型コロナウィルスの影響はないということですが、調査対象は握力、50メートル走、持久走、ボール投げです。

 時代を考えればそうだろうなあ、と。1964年といえば、ちょうど戦後19年。調査の対象はちょうど19歳までなので、戦後生まれで日本が本当に必死だったころの世代です。

 

 ちょうど↓の本(というか漫画??)を昨晩読んだ後だったので、なおさらそう思います。

 
 戦後日本は焼け野原となりました。そしてそんながれきだらけとなった町で衣食住もままならない中で育っているのです。どこに行くにも車で行ける、そしていつもスマホを片手に、なんて今の生活なんて信じられなかったのだろうなあと思います。
 
 そして、本の中にあった路上で寄り添うように眠る戦災孤児達の写真に胸が締め付けられます。戦争で親を失い独りぼっちになった子供たち。行き場のなくなった子供は靴磨きをしたり、たばこの吸い殻を拾って売ったり、集団で泥棒をしたりとかしてなんとか生き延びようとしていたと。最近話題になっている少年法も、生きるために窃盗などをするようになった戦災孤児を保護するためのもなんですよね。
 
 そして、1964年の東京オリンピックの開会式で聖火リレーの最終ランナーとして聖火台に点火したのは、原爆投下の日に広島で生まれた青年だったというのもこの本で知りました。
 
 戦後から19年後の東京オリンピック、そして本来だったら、今年行われるはずだった2020年のオリンピック。
 
 コロナ禍の影響を含む「体力・運動能力調査」調査結果は 、今年度内に発表されるということですが、さらに数値は下がっているのだろうなあ。
 
 ともあれ、子育て中の身、長い人生を送るにはまずは健康な体を作るのが第一だと思うので、息子に運動する機会を作ってあげないとなあと思うのです。