「幼稚園児」、「スイミング」、「嫌がる」、「泣く」。
これらのワードを何度検索したことか!!そう、息子が水泳を始めたのは年少の秋、ちょうど今ぐらいの時期でした。お試しでスイミングをしたところ、気に入ったので、入れてみたらそのうち嫌がるように。そして息子ともども涙を流した日々があったのです。
ですが、そんなことは結構ありがちなんです。そこで、3年前の私が、ネットで情報をあさり(!!)、そして、そんな時にどうしたのかの体験談を書いてみたいと思います。
理由を聞く!
まずは、どうしてなのかを理由を聞く、これは鉄則だと思います。そして理由を聞いて子供の気持ちによりそってあげるといいのかなあと。行きたくない理由がわかれば、対処の仕様があります。
といっても、まだまだ幼稚園児だと自分の気持ちをいうのは難しいと思います。
・どうやって聞き出す??
そこで、質問は、クローズドクエスチョンからしていくといいと思います。Yes か Noでこたえられるような質問です。「どうしたの?」とか「どう?」というのはオープンクエスチョンクといって、なかなか答えるのが難しいのですよね。語彙力がありませんから。
・自分の体験談を話す。
「ママははこうだったんだよ。」なんて自分がいやだった体験談なんかを話してみるのもいいと思います。そして、「あの時は、〇〇な気持ちだったなあ」とかいうように、親の体験談(客観的に)を通して、自分の感情に気づかせてあげるといいのかなあと。
ちょうど幼稚園児って、色々な感情が育ち始めている状態なんだけれども、それを上手く言葉にできない(言語化)ので、そのことを泣いたり、怒ったりということで表しているような気がします。
そして、「〇〇したら、〇〇だったんだよ~。」と見通しをもたせてあげるといいのかなあと。
とにかく間をあけず通うようにする!
ちょっと休んだりして、プールに行かない週があって間があいちゃうと、「いきたくなーい」ってなるんですよね。
因みに、我が家の場合は、「間があいちゃうと嫌になる」&「ママと一緒がいいんだ」ということだったので、市民プール(室内)に通うようになりました(爆)。
ちょうどレッスンのある前日に二人でいって、市民プールで一緒に水遊びをしたり、水中ウォーキングをしました・・・。いい年こいて、水着をきてがんばりましたよ・・・。
コーチを信じて託す!
泣いていても、とにかくコーチが迎えにきてくれたら、託して離れる!です。
幼稚園の朝のお見送りと同じです。コーチも慣れているので、その辺は本当に上手です。
ほんのちょっとのお楽しみも。
アメとか、虫歯とかよくないので、普段はあげてないのですが、ちょっと嫌がる時とか、あとは幼稚園の行事(運動会前とかお遊戯会前)で疲れ気味だなあと思う時など、家を出るときに「今日はアメをなめながらいこうか??」なんてお口にほうりこんであげるのです。
ほんのちょっとのお楽しみというのがポイントだと思います。「ご褒美」などを盾にして、ああしまったなあと思ったこともあるので・・・・
・こんなこともありました。
アメをなめながら駐車場についたところ、お友達の車が目に入りました。でもお友達はなかなか車をでてきません。実は先週もそのお友達は来たものの嫌がって結局帰っていったのです。お母さん曰く、風邪でやすんだら、そのあと行き渋りになったているとのこと。「〇〇くん、アメなめるかなあ?」と息子と二人で車によっていったら、車の中でうずくまっているお友達の姿。お友達のお母さんに聞いて、アメを渡したらうれしそうになめだしたので、「コーチに見つからないように、内緒なんだからね~。秘密だよ~。」と。「秘密」って言葉にふたりはうれしそうにニターっとしました。「ぼくもこんどもってくるからね~」とうれしそうに入っていきました。そして、その次の週からはまたお友達も普通に練習に参加するようになりました。ほんと子供ってささいなことなんだと思います。
そんなこんなの息子も。。。いやはや成長したものです。
行きたくないと泣く息子を更衣室までつれていき、なんとか着替えさせ、でも泣く息子をコーチに託す。なんでこんな思いをしてまでスイミングをさせなくてはならないのか、いや辞めさせてしまおうかと自問自答し私まで涙がでてきたことがありました。
でも、どうしてもスイミングは続けさせたかったのです。一度ならい始めたら簡単にはやめさせたくないという思いと、そして、息子は筋肉が弱い(つきにくい)体質だと3歳児検診で医師に指摘されていたからなのです。 そのことを聞いてパパいわく、ああ、なるほど、俺もみんなと同じ筋トレしてどうりでつかないんだよなあといっていたのでそういう体質って遺伝するのでしょうか。
早生まれで体も小さかった息子、お散歩に出かけてもすぐ抱っこ、抱っこで歩きたがらない。そんな息子に少しでも体力と筋肉をつけさせたかったのです。スイミングは筋肉をつけるのにはとてもよい習い事だと思います。
つい先日、スイミングの進級テストがありました。コロナになってからなかなか中で見学をすることはなかったのですが、テストの様子を見てみようと久しぶりにはいって見ました。
息子はどこかなあっと探していたら、クロールで泳いでる子が目に入りました。なかなか安定していてああ、上手におよいでいるなあ、と思ってみていて、泳ぎ終わり上げってきたその顔をみてびっくり!もんちっちでした。
ええ??25メートル泳げるようになったの???って。他の子に比べたら進級進度は遅いかもしれない、でも、すごくうれしかったです。
ちなみに私は、クロールの息継ぎができないので25メートル泳げません。はるか昔高校の体育で、クロール25メートルテストがあったのですが、面かぶりクロール&息継ぎなしで泳ぎました!体育の先生はびっくりしてました。まあ、息継ぎなしで25メートルって結構大変なので、テストのために体力温存しておいて、いっきに勢いと気合で泳ぐのです。体育の時間中1回ぐらいしか使えない技ですが。
最後に
息子のテストの様子を見るのに、見学していたのですが、ちょうどその日にやはりプールサイドで泣いているお子さんがいらっしゃいました。その姿がかつての息子にかさなりました。その泣いていたお子さんも、しばらくしたら気持ちが切り替わったのかすこしずつ、練習に参加していきました。
大丈夫です。お子さんが嫌がる、どうしようって悩むかもしれません。「やめる」という選択もありかもしれません。
ですが、お子さんの可能性、そして、お子さんを信じてあげることも必要です。お子さんは成長します。きっと続けていれば、ああやっていてよかった!!と思う日がやってくると思います。(というか、あの更衣室で泣いていた私に言ってやりたいです。)
そして・・・歩くことは、子どもにとってとっても大切です!!↓