今宵は満月、夜空を見上げてみませんか?
今日は、中秋の名月なんですね。週に一度、買い出しの日を決めているのですが、朝食時にスーパーの広告を見ていると、あれ、お月見のお団子が目に入りました。あああ、と思ってググって気づきました。そして、なんともずぼらですね。。。
息子が幼稚園時代には、お月見団子を一緒に作飾ってみたりなどしていましたが、いやはやもうそんなことすっかり忘れていました。
そういえば、お月さまって、最近見てなかったなあと。
そして、なんとはなしに書いた本の中の「満月理論」・・・
中秋の名月とは??
旧暦の8月15日の十五夜にお月見をするならわしだそうです。旧暦は昔の日本で使われていた暦で月の動きをもとにされています。一方新暦は、太陽の動きをもとにされていれて、現在使われているものです。
旧暦と新暦では、1カ月から2か月ほどのずれがあり、現在の中秋の名月は9月だったり10月だったりするのですね。ついでに秋の真ん中の月なので、中秋の名月といわれるそうです。
ああ、なるほど~と。私は田舎住まいなので、昔からお雛様とか七夕が一ヵ月遅れでした。サザエさんでは3月にお雛様の放送しているのに、でも我が地方では4月に飾るし、また雛あられも4月に売っていたんですよね。子供心にいつも???でした。
なぜお供え物をするの???
もともとは、貴族たちが月を見ながら酒を酌み交わし詩を吟じたり管弦にしたしむ風流な催しだったそうです。そしてそれが、江戸時代ぐらいから庶民も十五夜をたのしみようになり、豊穣を祝って、おススキを飾りお団子をお供えするようになったそうです。ススキは、お米に形がにているからお米のかわりなんですって。
いわば収穫際みたいなものなんですね。そういえば、近隣の田んぼも稲刈りが終わっていました。お供えするのは他に収穫した農作物などでもいいみたいです。
因みに中秋の名月は満月とは限らない!!
ずれがあるそうです。ちなみに2020年の場合は正確には10月2日が満月になるそうです。なので本当にまんまるが見たかったら2日ですよ。
十三夜、十日夜(とおかんや)も・・・・
十三夜は2020年は10月29日だそうです。十三夜は十五夜に次いで美しい名月といわれているそうで、十五夜または十三夜のどちらかしか見ないことを「片見月」と呼び、縁起が悪いといわれています。
そして十日夜は、旧暦の10月10日で、月見というより収穫祝いの行事として行われるそうです。(ちなみに2020年は11月10日だそうです。)
いろいろとあるのですね。。。
そして・・・・「今夜は月がきれいですね」
さて、誰かと月を見ていて、その人に「今夜は月がきれいですね。」と言われたらどうしますか???
こんな話があります。文豪夏目漱石は、英語教師でもありました。そして、生徒が「I love you」を「我君を愛す」と訳したのに、日本人はそんなことは言わない、「今夜は月がきれいですね。」が、日本人にあっているといったとかいわないとか。
まあ、でもなんか素敵ですね。
ということで・・・・
満月って、一年に12回(もしくは13回)しかありません。そしてちょうど季候のよい時分です。
今日は息子と夜空を見ようと、早速買い出しの時にお団子を買ってきました~。
あわただしく過ぎてしまう毎日。今まで暑くてうんざりだったのがなんだか急にめっきり寒くなり、そして秋となりなんだか物悲しくもなってくる。
でも、そんな時、お月さまは煌々と照らしててくれています。
そして、そんなお月さまをみながら、ああ、昔は貴族がこの月をみながら歌を詠んだり、風雅を楽しんだのかなあ、とか昔お百姓さんが「ああ、今年も豊作だっだな、ありがとうごぜえます。」と言っていたのかなあとか、はたまた幼少期に戻ってお月さまでいまウサギが餅つきをしているのかなあとか。。。。幾千年とも変わらずの月がそこにあるはずです。
そう、ちょっと夜空を見上げてみませんか???