【読書レビュー】『みんなのためのルールブック あたりまえだけどとても大切なこと』
ずっと昔に読んだ本です。ですが、息子とともに読みたいなあと引っ張り出してきました。
作者はこんな方です。
アメリカの小学校の先生です。28歳のときにディズニー社が選ぶ〈全米最優秀教師賞〉を受賞しています。
生徒に教えた日常生活を送るうえで基本的なルールを記したこの本は2003年に出版され、世界的なベストセラーになりました。
クラーク氏はもともとは「冒険家!?」だったそうです。大学卒業後各地を冒険旅行していたそうです。
ですがひょんなことからハーレムの荒れた小学校に赴任。それも教師が子どもに対応しきれず次々辞めていき、なり手がいないという中の赴任です。そしてそんな中で、子どもたちにひとつずつ、丁寧に日常生活を送るうえのルールを教えていくのです。
本の内容は・・・
50のルールが書かれています。そして・・・
「この本には、クラーク先生が担任するクラスでいつも教える大切なルールが紹介されています。
子どもたちが、お互いに思いやりをもって楽しく勉強できるように、そして大人になってからも、毎日を大切にして、充実した人生を送れるようにとの願いをこめてつくられてた、50のルールです。
クラーク先生がこどものときに祖母から教わった礼儀作法もたくさん入っています。」
(本の前書きから抜粋)
「クラーク先生は、子どもたちにルールを教えるときに、どうしてそれが大切なのか、なんのためにあるのかを、時間をかけて説明します。(中略)説明ぬきに、ただルールを守ることを強制するのは、子どものためになりません。
お子さんんとルールを読みながら、どうしてそういうことが大切なのか、いっしょに考えて下さい。」 (本のあとがきから抜粋)
本の左側にルールを、そして左側にはなぜそうなのかが説明されています。ルビ付きで、絵もあります。内容的には難しいものもあるのですが、幼稚園児年長さんからそして、中学生ぐらいまでと幅広く読めると思います。
気になるルールは??
ソーシャルスキル的なものから、また人生の柱となるような考え方のものもあるのですが、50あるルールの中で、!!と思ったものを抜き出してみます。
・ルール8 何かをもらったら3秒以内にお礼を言おう
毎日の暮らしのなかで、何かをしてくれる人すべてに「ありがとう」と言おう。スーパーのレジ係。レストランのウエイトレス、学校の用務員、給食を作ってくれる人など、君が感謝の気持ちを見せれば、みんな喜んで、きみのためにもっとよくしてくれるだろう。
3秒以内っていうのがいいですね。すぐ言えっていうことなんでしょうけど、いついったらいいのかタイミングがわからない、で結局言えないよ~なんてことありますよね。でもああ、3秒のうちにいっちゃおうって子どもは思うわけですから。こういう風にわかりやすくいってもらえると子どももわかりやすいですよね。
そして、言われた大人は、気持ちいいいし、またそのことも褒めてあげられる。いいことの連鎖になります。
・ルール10 意外な親切でびっくりさせよう
言われなくても自分の部屋をかたづけたり、家じゅうに掃除機をかけたり、食器を洗ったりするのもいい。弟や妹の世話をしてあげるのもいい。だれかが喜ぶことをすれば、きみがその人を大事に思っている気持ちを伝えることができる。
・ルール14 自分からごほうびをほしがってはいけない
よいことをするのは、ごほうびをもらうためではない。きみたちは自分を高めるために、よいことをしたり、ベストをつくしたりするべきだ。ごほうびよりきみのした努力のほうが、ずっと大切だ。
もうね、これ息子になんどでもいってやりたいです~。
ただいま秋で、読書満喫してます♪